- 蔀
- しとみ【蔀】(1)建具の一。 格子を組み, 間に板をはさんだ戸。 日光・風雨をさえぎるためのもの。 普通, 長押(ナゲシ)から釣り, 水平にはね上げて開き, L 字形の釣り金物で固定する。 平安時代に現れ, 寝殿造りの住宅や社寺建築などに広く用いられた。 蔀戸。→ 半蔀→ 立蔀(2)町家で, 戸締まりのために柱の間に立て込む, 上下二枚あるいは三枚から成る横長の板戸。 昼間は外しておく。 ひとみ。(3)城外から見透かされないように設けた城内の土塁・建造物・植木などの総称。(4)和船で, 舷側(ゲンソク)に立てる波しぶきよけ。 溝を切った柱と柱の間に板を落とし込んで立てる。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.